台木
日本では柑橘類の接ぎ木の台木として9割以上でカラタチが使われている。理由は他の柑橘類との相性の良さや病気や寒さに強く、更に成長は早いがあまり樹高が高くならないからだそうだ。
他には柚子が使用され、沖縄ではシークワーサーが使われると何かで読んだ事もある。
海外では東アジアでカラタチが使われるが、欧米ではサワーオレンジが使われる様だ。
サワーオレンジとは文字通り酸っぱいので生食には適さす果汁を使用する種類で、日本ではなくダイダイがそれに当たるそうだ。
それを知ってしまうと種子を入手して実生に挑戦したくなる。
柚子は数年前から育てているしシークワーサーは発芽はずるが東京の屋外で越冬はできなかった。
残るカラタチは昨秋、ダイダイ年末にそれぞれ実を2個ずつ入手した。
古くから存在するだけあって1つの実に多くの種子があった為、半分をキッチンペーパーでの発芽に挑戦。残りを水苔で保存した。
キッチンペーパーの方は数個発芽。まだ寒かったが土に植え春の訪れと共に成長し始めている。
カラタチ
ダイダイ
柑橘類の実生苗は個体差が大きく成長の度合いが異なる様な気がする。もしかしたら管理方法が悪るいのかもしれない。でもそれも実生の楽しみだと思っていて、発芽した中から文字通り成長株を見つけるのが楽しみだ。
水苔の方は春の種子撒きの前に水苔に包まれたまま発芽してモヤシの様になってしまったので、慌てて土に植えたが、その際両者を取り違え、既にダイダイを植えていた鉢にカラタチを植えてしまった。
幸いにもカラタチは独特の葉系をいているので区別はつくが、こちらも順調に育つ物とそうではない物とに別れてきた。
果してどのくらいが無事に育ってくれるのか?