下町未生日記

自分が食べた果物の種を植えようと思った事はありませんか?自分は何度も植えては失敗の繰り返し。そんな男のひとり言です。

熱中症?

ここ数日猛暑のニュースが続いているが、我が家の実生苗1年生にも影響が出て、いくつかの苗が枯れるか枯れかけている。

 

柑橘類ではすだちが枯れカラタチも1本がダメになった。

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念願叶い発芽したサクランボ(佐藤錦)もこんな感じで心配。

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そして一番のショックが栗。

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暑さなのか?それとも乾燥なのか?

 

見た目的ににはそれ程ではなくても土中が乾燥して影響してしまったのかもしれない。

 

最近発芽したマンゴーも成長せず黒くなってしまった。

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やはり実生は難しい。

 

 

有効技

5月上旬に入手して殻を割りキッチンペーパーに包んでおいた河津桜の種子。

 

発芽の気配もなく数個は柔らかくなり過ぎ(腐った?)潰れてしまったが、しっかりと硬さが残っていた2個を更に薄皮を履いでみた。

 

すると1週間程で発芽。

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やはり薄皮を剥ぐのは有効だった。

 

越冬の為保管していた山桜の種子も取り出し、同じ方法でやってみようと思う。

 

 

同じ頃にトライしていた初挑戦のマンゴーのこんな感じになっていたので、河津桜と共にそれぞれ土に植えた。

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どんな感じに育つのか?楽しみだ。

 

生育

変な所から葉が出始めていた直七(田熊すだち)。

 

先日下の部分が曲がってきたので添え木をしたが、結局下の部分が駄目になりかけていた為に力がなくなり曲がってきたのだろう。

 

今朝確認したらこの様な状態になっていた。

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残念ながらこのまま駄目になる可能性が高い。

 

これで直七で無事に育っているのは残り1本になってしまった(写真真ん中)。

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これは幹がかなり太くガッチリしているので、このまま無事に育ってくれるだろう。

 

カラタチは生育が良い。

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この生育の良さが接ぎ木用の台木として使われる要因の1つであるのが納得できる。

 

 

念願と珍説と

念願のサクランボが発芽した。

 

実は殻を割ってサクランボの種子を取り出し1ヶ月弱、湿らせたキッチンペーパーで包んでおいても全く発芽する気配が無かったのだが、ふと昨年ネクタリンを発芽させた際も暫く経ってから種子の薄皮を取ったら発芽した事を思い出し、いくつかの薄皮を剥がしてみた。

 

これは佐藤錦

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白っぽいのが薄皮を剥がした種子。

薄皮を剥がしてから1週間も経たずに発芽した。

 

 

こちらはアメリカンチェリー。
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一部にカビが生え始めたので心配したが、こちらも薄皮を剥がしてから1週間経たずに2個発芽していた。

 

 

恐らく水分をたっぷり取込み発芽準備はできていたのだろうが、薄皮が邪魔していたのかもしれない。

 

サクランボ等のバラ科の種子は一冬越さないと発芽しないと言われているが、もしかしたらそれは休眠するからなのではなく、寒さで薄皮が収縮しその結果剥がれる事で発芽するのでは?

 

あくまでも勝手な思い込みだが、ふとそんな説を思いついてしまった。根拠はないが…!

 

やはり…

想定していた事が起きた。

 

変な場所から葉が出始めた直七(田熊すだち)が、予想通り下の部分が重さで更に曲がり地面に着きそうになっていた。

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ふとこのまま地面に着いたた部分から挿し木の様に根が出たら面白い形になるなとも思ったが、そんな事よりも下の部分は根からの養分を上の葉に届けてもらう大事な役割があるので、ひとまず串とタコ糸を使って立ててみた。

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これでなんとか上手く行って“木”らしくなってくれると良いのだが…!

 

今日の1年生達

柑橘類にはトゲがある。農家の方々も大変だろうと思う。

 

今1年目のカラタチを見ていたら、早速トゲが出てきていた。

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柑橘類の接ぎ木の台木として利用される理由の1つが成長の早さだけあって、ここに来て他の1年目の柑橘類と比べてだいぶ背が高くなってきた。

 

 

面白い成長の仕方を見せているのが直七(田熊すだち)。目下どお成長するか1番楽しみな苗だ。

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だがすだちの変異種だから面白い姿なのではなく、個体差。左の直七が普通の育ち方を見せているのを見なくでも分かる話だろう。

 

ちなみに普通のすだちの1年生も成長中だ(変形直七の右後)。

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カラタチ以外にも初挑戦の柑橘類がある。

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手前と左後ろがダイダイで、右後ろの背が低いのが橘。

 

特に日本固有種の橘は、1つしか発芽しなかったので大事に育てたい。

 

 

日本固有種と言えば夏みかんとそれから派生した甘夏。

 

甘夏は実も大きいが樹高も高くなる。実生1年目から葉の大きさ等を見るとその片鱗が感じられる。

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大きめの鉢に個別に植え替えれば、更に成長が加速するのだろう。

 

 

こちらは伊予柑

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伊予柑は種が欲しくて購入したのではなく純粋に食用として買ったのだが、家族で食した後せっかくなので種子は捨てずに実生に挑戦した。

 

その辺の熱の入れ方の違いが、スペースの問題もらありニコイチのビニールポットに出てしまっている。

 

 

柑橘類の実生苗は個体差があり1年目から成長スピードに差が出てくるが、一冬越えた2年目の方がもっと差が出ると思っている。

 

いずれにしても、大きく育ってほしいと思っている。